こんにちは、Qooです。
あなたは、ケンタッキー・フライド・チキンを
ご存知ですか?
たぶん、知らない人はいないんじゃないかと思います。
しかし、ここ10年位業績が悪化し、その後、
業績回復したことを知っている人はあまりいないのではないでしょうか?
業績回復のカギは、中嶋さんという一人の女性です。
今回は、ケンタッキー・フライド・チキンが
業績を回復させるまでの軌跡を紹介します。
復活の仕掛人は一人の女性
もともと、日本国内では、
ケンタッキー・フライド・チキンを食べるのは、
クリスマス🎄
それ以外はたまのお祝い事の時。
そんなイメージもあり、
ケンタッキー・フライド・チキンの売り上げは
12月が多く、他の月は少なくなる。
こんな現象が起こってました。
それに、コンビニエンスストアでチキンを
売り出したことで、チキンは、
ケンタッキー・フライド・チキンでなくても
色々なところでチキンを気軽に購入できるようになりました。

たしかに、わざわざ
ケンタッキーに行かなくても
コンビニで買えるね。
そんな業績悪化のKFCに救世主が入社しました。
中嶋祐子さんという方です。
肩書は、CMO。

こちらの中嶋さんの戦略により
ケンタッキー・フライド・チキンの業績は回復し、
2019年には1287億円の売り上げを達成しました。
どんな戦略をしたのでしょうか?
3つの戦略
①ランチセットメニュー
ケンタッキーは他のファストフード店と比べて
値段が高いということもあり、
クリスマスやお祝いの日など特別な日にしか
食べないイメージがあったと思います。
中嶋さんは、ケンタッキーを他のファストフードのように普段気軽に食べられるように
10時から16時の間お得なセットメニューの販売を
始めました。
ランチS 500円

ランチU(バジルアボカドツイスターセット) 550円

ランチA(ツイスターセット) 550円

ランチB(チキンフィレサンドセット) 600円

ランチC(和風チキンカツサンドセット) 600円

ランチF(オリジナルチキンセット) 700円

このように、価格を抑えたことで今まで
「特別な日の食べ物」
というイメージから脱却することができ
昼間の来店客数が増えたそうです。

この値段なら、
お手頃ですね。
結果、ついで買いする客もいて
客単価が2%アップし、
昼食時間帯の売り上げが15%アップ
につながりました。
②オリジナルチキンの原点回帰
ケンタッキー・フライド・チキンと言えば、
やっぱりチキン。
オリジナルチキンをよりおいしく
これを徹底しました。
使っているのは国内産ハーブ鶏。
登録飼育農場で大切に育てられています。
各店舗で新鮮な生肉を使用し、
揚げる直前に粉を付け
一つ一つ手作りしています。
使っている粉は
11種類のスパイスとハーブで作られていますが、
配合などは極秘になっているそうです。
世界でたった3人知らないという
トップシークレット

その3人が誰なのか
っていうのも明かされてない
そうですよ。
一羽の鶏から9ピースのオリジナルチキンが
できます。

全部知ってますか?


私は、
ドラム以外の部位は
よく分かっていませんでした😅
各部位の特徴とキレイに食べる方法を紹介します。
【キール(むね肉)】
肉質が柔らかくあっさりしています。
【ウイング(手羽)】
ゼラチン質・脂肪が多くコラーゲンが豊富。
味が濃厚。
【リブ(あばら)】
深みのあるうま味があり
骨の周りについた肉まで楽しめる。
【サイ(腰)】
プリプリとした肉質で、
しっかりした食感が楽しめる。
【ドラム(脚)】
鉄分が多く、味にコクがある。
持ちやすさから子供に人気の部位。
あなたは、どの部位が好きですか?

私はドラムが好きです。
持ちやすくて、大きな骨が一本あるだけで食べやすいのがいいですね。
③弱点の若者を意識した新商品
ケンタッキー・フライド・チキンは、
価格が高いこともあり
若年層の客数が少ない傾向でした。
そこで、
「辛口ハニーチキン」
「レッドホットチキン」
「ジンジャーホットチキン」
「ブラックホットチキン」
など
刺激的な新メニューを売り出し、
若者のハートをつかみ売り上げを伸ばしました。
このような戦略をした結果、
2019年には1287億円の売り上げを
達成しました。
これは過去27年間で
一番多い売り上げだったそうです。
実際に店舗に行ってみた
この記事を書いていたら、
無性にケンタッキー・フライド・チキンが
食べたくなり、久しぶり行ってみました。
平日の14:40頃入店。
時間が時間だけに店内で飲食している人はいませんでした。
私が注文したのは「ランチS」
オリジナルチキン・ポテトS・
ビスケット・ドリンクS


ランチ時に
このボリュームで500円なら
また食べたいですね。
オリジナルチキンは「キール」でした。
胸肉なのにパサパサ感はなくあっさりして美味しかったです。
骨も少なかったので食べやすかったです。


オリジナルチキンは
もちろんおいしいけど、
ビスケットも大好き♡
食べている間もテイクアウトのお客さんが
絶えず来店していました。
ここでマメ知識
ケンタッキーのチキンは
国内の登録飼育農場で生産された鶏肉を使いますが
産地がどこかが知りたいとき
レシートの下に書いてありますよ。

中嶋さんの活躍で業績回復したケンタッキー・フライド・チキン、カーネルおじさんの味を守りつつ、新しい挑戦にも期待したいですね。
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